「欧州ＣＬ・準決勝第２戦、Ｂミュンヘン２－１Ａマドリード」（３日、ミュンヘン）

　初優勝を狙うアトレチコ・マドリード（スペイン）はバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）に１－２で敗れて２戦合計２－２で並んだが、アウェー得点差で上回って２季ぶりに決勝へ進んだ。Ａマドリードは０－１の後半９分、グリーズマンが貴重なゴールを決め、終盤は猛攻を浴びながらも２失点で粘った。今季でグアルディオラ監督が退任するＢミュンヘンは３季連続準決勝敗退となった。

　アトレチコ・マドリードのＧＫオブラクの好守が光った。先制された直後にＰＫのピンチを招いたが、ミュラーのキックを見事にセーブ。流れを渡さなかった。クラブとしては７４年、当時の欧州チャンピオンズカップ決勝で敗れたバイエルン・ミュンヘンに雪辱。スロベニア代表歴を持つ２３歳の守護神は「タフな試合になるのは分かっていた。とてもうれしく誇らしい」と喜んだ。