FC東京・橋本、初J1開幕スタメンへ

 明治安田J1は27日に第1ステージが開幕して各地で8試合が行われる。城福浩新監督(54)が就任したFC東京は、ホーム味の素スタジアムで、J2から昇格した大宮と激突する。けが人が続出する中、MF橋本拳人(22)が右サイドバック(SB)で出場することが濃厚だ。リオ五輪世代のユーティリティープレーヤーが、窮地に陥った首都クラブの救世主となる。

 開幕直前に、室屋、駒野、河大成(ハ・デソン)が相次いで負傷離脱する緊急事態のFC東京。悲願のリーグ制覇に向けて暗雲漂う中、橋本は自身初のJ1開幕スタメンが濃厚となった。

 城福監督は試合前日の26日、「DF陣にけが人が出たことは良い状況ではないが、高いユーティリティー性を持った拳人の重要性が増していると思う」と言い、期待を込めた。

 23日の全北戦では本職のボランチで先発出場し、駒野が負傷交代すると、右SBへとポジションを変えた。だが、1失点目に絡むなど、本人にとってはほろ苦いACLデビューとなった。

 「個人的な悔しさを晴らしたい。サッカー選手として自分のダメだった部分から目を背けずにやっていきたい」

 この大宮戦は、SBとしてのリベンジの舞台でもある。「ピッチに立てることは幸せ。今季は試合に出続けることが目標。そのためにしっかりとプレーしていきたい。ワンプレー、ワンプレーに責任を持ってプレーしたい」。その言葉には、主力としての責任がにじんだ。

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