FW武藤マインツ移籍 あとは決断のみ
ドイツ専門誌のキッカーが、FC東京・武藤のマインツ移籍で両クラブが合意したと報じたことについて、FC東京の立石敬之GMは21日、東京・小平グラウンドで報道陣の取材に対応した。
「まだ三者間での合意に至ってはいません」とした上で、「決める段階。本人が決断するのみ。大事な判断なので、考えさせる時間を与えたい。ただ、本人は整理できてきている。近いうちに発表できると思う」とコメント。マインツのクリスティアン・ハインデルGMが4月末ごろに来日し、クラブ間での条件面はクリアとなっていることは認め、後は武藤本人の決断待ちであると明かした。
その武藤は、練習後に報道陣の前に姿を見せたが、微妙な時期ということもあり、この問題について言及することはしなかった。一方、FC東京のフィッカデンティ監督は「彼がヨーロッパに行っても道は変わらない。サッカーは人生と同じ。変化はあるもの。歩みを止めてはいけない。彼がヨーロッパに行くことになっても、残りの試合に集中することが彼にとっても大事。日本で結果を出して向こうに行くのと、そうでないのでは違いがある」と語った。