初陣・松本いきなり勝ち点1
「J1、名古屋3-3松本」(7日、豊田)
J1初挑戦となった松本は運動量で名古屋を上回り、初陣で勝ち点1をもぎ取った。反町監督は、点を取り合っての引き分けに「寿命が短くなるような試合だった」と興奮を隠さなかった。
前半32分、CKの好機でオビナがチーム初シュートを決めて先制。1-1の後半18分に池元が勝ち越し、さらに喜山の得点でリードを広げた。5本のシュートで3得点を奪う効率の良さだった。
しかし、先発6人はJ1初出場で、失点場面は甘さものぞいた。横浜M、名古屋でJ1優勝を経験している田中は「点を取った後が一番危ないのに(チームを)落ち着かせられなかった」と責任を口にする。先制点の1分後に追い付かれ、3-1とした直後の4分間で2失点した。
試合終了間際にはPKを与えて絶体絶命の危機を招いたが、GK村山が殊勲のセーブ。勝ち点1は手放さなかった。「強みは90分間を通じて出せた」と指揮官。松本がJ1に新しい息吹を吹き込む。