手倉森J8点爆勝「希望届ける」

 「国際親善試合・U22日本代表8-1U23シンガポール代表」(14日、シンガポール)

 来年のリオデジャネイロ五輪を目指すサッカーのU-22日本代表は14日、シンガポールで行われたU-23シンガポール代表との国際親善試合に8-1で快勝した。U-22日本代表にとって15年の初戦となった試合で、MF中島翔哉(20)=FC東京=とFW荒野拓馬(21)=札幌=が2得点するなど、実力差を見せつけた。

 日本はリオデジャネイロ五輪の予選が始まる年の初戦を快勝で飾った。相手と実力差はあるが敵地で圧倒した内容は評価できる。手倉森監督も「点差がついても手を抜かずにやれた。これからの日本サッカーにこの代表が希望を届けるという覚悟を見せた」と8ゴールの手応えを話した。

 中島が口火を切った。前半10分、ロングパスに走って先制し、同22分にはスルーパスに抜け出して決めた。「点を取れればお金も稼げるし、世界のトップに近づく。特別な選手は点を取る」とのこだわりが表れた2得点で、シンガポールの出ばなをくじいた。

 指揮官は前日、決定力不足で敗退したA代表のアジア杯の映像を見せた。「課題を克服できる選手がフル代表に近づく」と、ゴールへの意識を強めるように促した。この効果か前半の5点に続き、後半も荒野の2得点などで3点。手を緩めない姿勢が目立った。

 球が転がりにくい上に弾む人工芝のピッチでも好機を量産。布陣を変えながらテストする余裕もあった。12日の現地入りから2日後に臨んだ一戦での圧勝は、5日間で3試合を戦う3月の五輪アジア1次予選にもつながりそうだ。

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