広島・森保監督 覇権奪回へ「順調」

 「練習試合、広島0-1FCソウル」(8日、霧島市国分運動公園陸上競技場)

 2年ぶりの覇権奪還を狙うJ1広島は8日、キャンプ地の鹿児島県霧島市で韓国Kリーグ3位のFCソウルと練習試合を行った。45分を3本行い、0-1で敗れたが、森保一監督(46)は「やろうとしていることがここ数日でスムーズになっている。順調」と、手応えを口にした。

 対戦したFCソウルは、ACLプレーオフに出場するため、17日が公式戦初戦。3月8日の開幕に照準を合わせる広島とは、コンディションも大きく異なる。「相手より自分たちがどれだけ走れるか。ある程度できた」とMF青山敏弘(28)も納得の表情だ。

 ブラジルW杯にも出場し、広島一筋12年目の“ミスター広島”は、昨季に続きキャプテンマークを腕に巻き出場した。クラブからの正式発表はまだないが「自分はそのつもり」と、主将としての自覚を新たにしている。

 今年の目標は「全試合けがなく試合に出ること」と青山。昨季けがに泣いた背番号6は、代表復帰へも「常に意識してやっていきたい」と力強かった。

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