レアル、スタジアム名変更“先行発表”
スペイン1部リーグ、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が本拠地、サンティアゴ・ベルナベウの名前をネーミング・ライツ(命名権)により変更することを前倒しで“発表”した。
クラブ行事の席で政治家とオフレコで話していたところをカメラが撮影していたもので、20日付スペイン紙アスが報じた。
ペレス会長は「IPICベルナベウという名前を付ける。またはセプサ・ベルナベウかも。いずれにしろ彼らが望むようになる」と説明したという。
「彼ら」とはアラブ首長国連邦(UAE)の投資団体IPICのことを指す。セプサはスペインを本社に置く石油元売企業だが、現在はUAE政府が買収して事実上の所有者となっている。
レアルは10月、同団体と年間300万ユーロ(約4億5000万円)のスポンサー契約を結んだばかり。今後この合意はさらに強化され、年間計2000万ユーロ(約29億8000万円)のネーミングライツ契約に発展する見通しがある。