ベイル“独り相撲”レアル連敗3位転落
「スペインリーグ、セビリア2‐1レアル・マドリード」(26日、セビリア)
それまで公式戦31戦無敗の快進撃を続けていたレアル・マドリードが23日のバルセロナ戦に続き連敗。26日に勝利したアトレチコ・マドリードとバルセロナに抜かれ首位から3位に転落した。
前試合で退場処分を受けたDFセルヒオラモスの処分撤回が認められないなど、レアルにはメンバー変更の必要があったが、前半13分にFWクリスチアノ・ロナウド蹴ったFKからのボールが壁に入った相手選手に当たった上でゴールとなる幸運な形で先制した。
しかし、5分後に同点に追いつかれると、後半に入った26分に決勝点を奪われる。セビリアが左サイドから崩しFWバッカが決めたが、この時点で同サイドのアタッカー、MFベイルはシューズを履き替えるためにピッチ外に出ていた。さらに試合終了直前、ゴール正面からのFKでベイルが蹴ったキックはゴール上へ大きく外れ、それ以前に何事か話しかけていたFWクリスチアノ・ロナウドはチームメイトに苛立ちを爆発させるかのように激怒した。
27日のスペイン紙アス、マルカによると、ゲームキャプテンを務めたDFマルセロは「レアルのファンに許しを乞う」と敗戦の弁。アンチェロッティ監督は「リーガ優勝は難しくなったが不可能ではない。我々はそのことを信じる必要がある」と巻き返しを誓った。