四国初J1!徳島、豊田封じで初陣星だ

 「J1、鳥栖-徳島」(1日、ベアスタ)

 四国勢で初めてJ1に挑戦する徳島は28日、1日にアウェーで行われる鳥栖との開幕戦(ベアスタ)に向けて徳島県板野町の練習場で最終調整を行った。小林伸二監督(53)は鳥栖の元日本代表FW豊田陽平(28)の高さと強さを警戒。非公開でセットプレーを練習するなど、J1初陣星を狙い、入念に戦術を最終確認した。

 J1への挑戦が幕を開ける。興奮と緊張感が漂う練習グラウンド。アップを終えると、報道陣をシャットアウトし、徳島イレブンはじっくり戦術を確認した。

 開幕戦の相手・鳥栖は、ワントップの豊田に球を集め、周りの選手が飛び出すスタイルが持ち味だ。山形時代の08年に豊田を指導した小林監督は「動けるようになっている。脅威ですよ」と、かつての教え子を警戒する。DF橋内は「豊田さんに当てたあとのセカンドボールも、しっかりケアしなければ」と分析した。

 セットプレーを確認し、10分間のゲーム形式の練習も行った。選手たちは“豊田封じ”の動きを体に染みこませ、調整を終えた。

 今週に入り、MF斉藤主将や正GK松井ら4選手が相次いで体調不良を訴え、戦線離脱。戦力ダウンは否めず、万全とはいえないチーム状態で開幕を迎えることになった。

 それでも指揮官に悲観の色はない。「開幕戦は、ただの1試合ではない。ここで勝てば、ものすごく違う」。クラブにとって歴史的な一戦。四国の期待を背負うJ1初陣だ。「勝ち点3」を心に誓い、チームは敵地での戦いに挑む。

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