C大阪フォルラン、3・1開幕任せろ

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)浦項戦を引き分けたJ1C大阪は26日、関西空港着の航空機で帰国した。大阪市内で行われた練習では、ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)がフルメニューをこなすなど、J1開幕戦となる3月1日の広島戦(ヤンマー)に照準を合わせた。また、ドイツ1部リーグ・ハンブルガーSVから元セルビア代表DFゴイコ・カチャル(27)を期限付き移籍で獲得したことを発表した。契約期間は14年2月26日から7月31日まで。背番号は30に決まった。

 寒さも和らいだ舞洲グラウンドでFWフォルランは精力的に汗を流した。チームはこの日午前に帰国、そのまま練習場に向かった。日本代表FW柿谷らリカバリー組とは別グループでダッシュを繰り返すなど、フィジカル中心にフルメニューをこなした。

 公式戦デビューを果たした25日の浦項戦では後半17分から途中出場。28分間プレーしたものの、ボールタッチは数えるほどでシュートも0本だった。

 ただ、フォルランへの信頼に揺るぎはない。「最初の試合から全てうまくいくのは普通じゃない。慣れるまで時間もかかるが、クオリティーは間違いない」とポポビッチ監督。12日に来日してからわずか14日、コンディションが上がり、周囲との連係が深まるのはこれからだ。

 早朝の移動もあり、練習を終えたフォルランは疲れた様子で言葉少なに車に乗り込んだが、宮崎キャンプ終盤に訴えていた左大腿(だいたい)前部の違和感については「もうない」とキッパリ。青い瞳は3日後に迫った開幕戦を見据えていた。

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