長谷部、手術成功 3・5NZ戦微妙

 サッカー日本代表主将のMF長谷部誠(30)=ニュルンベルク=が17日、練習試合で負傷した右膝の治療のため、成田空港着の航空機で日本に帰国した。空港から病院へ向かった長谷部は、手術を受けて成功。今後は、今年の日本代表初戦となる3月5日の国際親善試合ニュージーランド戦(国立)に向けて、回復に励むことになりそうだ。

 空港に降り立った長谷部の表情は明るかった。時折、歩きにくそうにしながらも、「ほぼ手術になると思います。ケガはつきもの。隣り合わせだというのは分かっています。そういうことが起こるかなというのは想定しています」と冷静に現状を説明して病院へと向かった。

 スペイン・マルベリャで所属クラブの合宿中だった。14日に行われたステアウア・ブカレスト戦で右膝をひねり、現地で検査を受けた。ニュルンベルクは公式サイトで半月板損傷で4~6週間離脱すると発表している。

 日本代表選手では、昨年3月に本田圭佑(ACミラン)が左足首などのリハビリで、日本で代表スタッフのサポートを受けた。長谷部の場合、6月開幕のW杯ブラジル大会まで約半年の期間しかない。今回のようなアクシデントでは、ケガからの回復と復帰に向けて、本田同様に協会のサポートが必要になりそうだ。

 現時点で、3月5日のニュージーランド戦出場は微妙だ。長谷部は自身の公式ブログで「皆さんに恩返しできるように、多くの支えの中で焦らずゆっくり治します」と宣言した。18日で30歳になるが、試練の誕生日を乗り越える。

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