ブラッター会長“悪ノリ”を謝罪

 国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長がポルトガル代表FWクリスチアノ・ロナウドを揶揄するかのような言動をしたことを受け、ロナウドのほか所属のレアル・マドリード、フロレンティーノ・ペレス会長へ謝罪した。30日のスペイン各紙が報じた。

 ブラッター会長はソーシャルサイトで「親愛なるロナウドへ。もし私の行動で君が不快に思っているだとしたら許して欲しい。君のことを攻撃するつもりはまったくなかった」などとコメントを残した。またレアル・マドリードに対しても「クラブまたはその選手やファンを不快にさせるつもりも敬意に欠けていたということもなかった。それはFIFA会長としてということだけではなく、動向を追いかけるクラブであり、若い頃から尊敬の念を持っているのだから」と記した。

 問題の発言は25日にオックスフォード(イングランド)であった講演でのもの。ブラッター会長はロナウドとバルセロナFWメッシを比較して「レオ(メッシ)は好青年で、親の立場で息子にしたいタイプ。もう一方はピッチの中で軍曹みたいなもの」と、おどけた様子でロナウドのジェスチャーを物まね。さらに「片方はもう一方より美容院でかける額が多いが、どっちが選手として優れているかということは明言できない」と、自身のお気に入り選手を明らかにするとともにロナウドを冷やかすかのような言動を繰り返した。

 この発言が広く明らかになった29日、ロナウドは自身のソーシャルサイトページで「このビデオを見ればFIFAが僕、僕のクラブ、僕の国のことをどう尊敬し、とらえているのかが分かる。ブラッターさんが彼のひいきにしているチームと選手をずっと見守ることができるよう、健康で長生きすることを願っている」と皮肉いっぱいに“反撃”。R・マドリードもペレス会長が公式に抗議文を送ったほか、ポルトガルの新聞各紙もブラッター氏の行き過ぎを批判する報道を展開している。

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