サッカー日本代表ＦＷ香川真司（２４）＝マンチェスター・ユナイテッド＝が６日、神戸市のノエビアスタジアム神戸で、自身が初めて主催したイベント「ＴＥＡＭ　ＳＨｉＮＪＩ　～夢を追い続けよう～　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　マニフレックス」に参加した。トークショーやサッカークリニックで子供たちとともにボールを追った香川は、所属チームで勝負の２年目に向けて、決意を新たにした。

　日本代表での屈辱を糧に、イギリスで勝負の２年目に挑む。香川は「３戦全敗という現実を受け止めたい。強豪国との戦い方も見えた。Ｗ杯で悔いを残したくないので、いい経験としてとらえたい」と６月のコンフェデ杯を振り返った。

　視線はすでに今季開幕を見据えている。５日には英マンチェスターでモイズ新監督が就任会見を行った。香川は「監督も代わるし、一からのスタートになる。２年目なので言い訳もできないし、結果を求めて、Ｗ杯で輝けるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。

　この日は小学生時代を過ごした地元・神戸で、自身が初めて主催したイベントに参加。小学生とのミニゲームでは、オーバーヘッドでシュートを狙うなど持てる技術を惜しみなく披露した。３日にＪリーグ最年長得点記録（４６歳４カ月７日）を更新した横浜ＦＣの元日本代表ＦＷ三浦知良にも触れ、「素晴らしいこと。僕もあれくらいの年齢までやりたいし、それに近づいていけるよう、１年、１年結果を残したい」と、子供たちに夢を追い続けることの大切さを説いた。

　チームへの合流は、日本での親善試合からと新監督が明言した。２３日に横浜Ｍ戦（日産ス）、２６日には古巣Ｃ大阪戦（長居）が控える。「合流後はスタートから行けるよう準備したい。チャンピオンズリーグもあるし、決勝の舞台に足を踏み入れたい」。つかの間のオフを経て、再び世界との戦いが始まる。