長谷川、勝てば世界再挑戦

 「ボクシング・10回戦」(11日、神戸市立中央体育館)

 ボクシングの前日計量が10日、神戸市内で行われ、元世界2階級王者の長谷川穂積(34)=真正=は対戦相手のカルロス・ルイス(22)=メキシコ=とともに一発クリアした。次戦の世界再挑戦へ向けた最終テストで、陣営は米国進出も視野に入れる。夢切符をつかむためにも“人生最大の敵”を突破する。IBF女子ミニフライ級王座決定戦を戦う多田悦子(34)=真正=、カレリー・ロペス(27)=メキシコ=も計量を一発パスした。

 ボクサー人生の最終章で、長谷川があこがれ続けた舞台が視界に入って来た。山下正人会長は「勝って次はビッグマッチ。海外にも行く。長谷川とも話している」と今戦を完勝し、米国進出を描いていることを明かした。

 WBC世界バンタム級王者として無敵を誇った20代の頃、長谷川はラスベガス進出を切望した。だが10度防衛を重ねながら、ついに実現はしなかった。

 引退危機に陥りながら夢を引き戻したのは5月の1年ぶりの再起戦だった。無敗のホープ、オラシオ・ガルシア(メキシコ)を圧倒し、判定で撃破。この復活劇で、今回は世界ランカーに次々とオファーを断られた。

 「元世界王者が健在となれば大物はなかなか呼べない。現実的に大きな試合が組めるのは海外。若くはない。次の次でいいか、とはならない」と山下会長。スーパーバンタム級にリゴンドー(キューバ)、フェザー級にロマチェンコ(ウクライナ)ら怪物がひしめく世界。まな弟子と乗り込むことも辞さない考えで一致した。

 人生最重量の57・6キロ契約で、スーパーフェザー級世界5位は夢への最終テストに申し分ない敵。計量後の会見では「最後は自分の手が挙がるように」と闘志をかき立てた。8日には「長谷川は落ち目」と挑発されていたが、「何とも思わない。試合をするだけ」と大人の対応で受け流した。

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