和毅、戴冠手応え十分!挑発にも悠然

 「WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(8月1日、フィリピン・セブ)

 調印式とルールミーティングが30日、フィリピン・セブ市で行われ、世界初挑戦で世界初の3兄弟世界王者を狙う亀田3兄弟の三男・亀田和毅(亀田)は、王者パウルス・アンブンダ(ナミビア)陣営の挑発に大人の対応を見せ、勝利に自信を示した。

 王者が「8月1日はオレの力を見せてやる!!和毅は通過点に過ぎない!!」と口火を切ると、陣営も「サングラスをかけて何さまのつもりだ!!お前の顔をボコボコにしてやる!!」などと挑発。さらに「勝って、次はナミビアで(WBA世界同級王者の長男)興毅と統一戦だ!!」とぶち上げた。

 これには、興毅も我慢できずに反撃。「オレとやるとか言ってるけど、和毅には100%勝たれへんから。悔しかったら勝ってみろ」とほえると、会場に笑いと拍手が起こった。

 写真撮影ではアッパーを放ったり、首を絞めるフリをしたが、和毅は挑発に乗らなかった。「あそこでほざいても一緒やん。首絞めるカッコしてたけど、顔は泣いてたで。(王者は)オレのレベルじゃない」と涼しい顔。減量はあと200グラムで「完璧やね。今までで一番」と仕上がりに手応えを感じていた。

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