ブレイキングダウン無断出演で王座剥奪 元パンクラス王者・濱田巧が悲願のRIZIN初陣で劇的TKO勝利「やっと大舞台で実力見せられた」涙の夢舞台、大みそか参戦も直訴

勝利に喜ぶ濱田巧(撮影・佐々木彰尚)
3回、関原翔(左)を攻める濱田巧(撮影・佐々木彰尚)
3回、関原翔を攻める濱田巧(撮影・佐々木彰尚)
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 「RIZIN.55」(8日、ららアリーナ東京ベイ)

 初出場した元フライ級キング・オブ・パンクラシストの濱田巧(31)が、関原翔(33)に3回TKO勝ちした。今年3月、無断のブレイキングダウン(BD)出演でパンクラスから王座剥奪処分を受けたが、念願のRIZIN初参戦で白星を挙げ、MMAは9戦無敗(1無効試合)。リング上で「やっと大勢の舞台で自分の実力を見せつけることができました」と感慨を込めた。

 初の夢舞台で、オープニングセレモニーの入場から男泣きした。「裏でRIZINのBGMが流れて号泣して、涙が止まらなくなった。やっとこの舞台に立てたことがうれしすぎて」。初回はコーナーに押し込まれ、バックを取られる展開が続いたが、2回は右フックでフラッシュダウン気味に倒し、鼻から出血させた。3回もスタンドの打撃で優位に立ち、終了直前に高々と抱え上げてから強烈なバスターでたたきつけ、一気呵成のパウンドでTKO勝ちした。試合時間残り4秒での劇的なフィニッシュだったが、「なんで相手が倒れたか覚えてない。リフトして、パウンド、自分でも覚えてない。とりあえずフィニッシュできてよかった」と汗を拭った。

 口唇口蓋裂が原因で幼少期にいじめを受けたことをきっかけに格闘技を開始。昨年パンクラス王者に輝き、かねてRIZIN出場を目指していたが、朝倉未来が社長を務めるBDのオーディションに無断で参加し、乱闘するなど知名度アップのためにアピールした。ただ、パンクラスは「当該選手の行為はキング・オブ・パンクラシストとしての適格性を維持することが困難であると判断し、王座を剥奪する処分を決定いたしました」と発表。謝罪を経て、5月の再起戦で勝利を挙げていた。

 騒動を経て、9月に改めてRIZIN参戦を直談判していたが、悲願の初陣で快勝した。「実りましたね。執念しかなかった。執念で(チャンスを)勝ち取ったと思います」と胸を張り、「いい勝ち方ができたので、期末試験どうですか?合格なら、大みそかに出たいです。相手は誰でもいいです。フライ級、バンタム級、誰でもかかってこいや」と直訴した。

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