72歳藤波辰爾、ウルフアロンと初対決で感激「さすが」ドラゴンスクリューをともえ投げで返され驚き「何するの?気がついたら飛んでた」ウルフも収穫「戦うことに年齢は関係ない」

 「プロレス・ドラディション」(6日、後楽園ホール)

 藤波辰爾(72)が自身のデビュー55周年記念大会のメインで行われたタッグマッチで、東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロン(30)=新日本=との初対決に臨んだ。五輪王者に対して代名詞のドラゴンスクリュー、足4の字固めといったドラゴン殺法をさく裂させ、最後はドラゴンスリーパーでウルフを捕らえている間に、パートナーのザック・セイバーJr.(39)が松本達哉(26)を変型卍字固めで仕留めて勝利。熱望した大型ルーキーとの対戦を終えたレジェンドは「ウルフアロンに挑んでみたけど、どう回ったかわからないけど、気がついたら(投げられて)飛んでました。55年やると、こんなにいいこともあるんですね。まだまだこれからです」と万感を込めた。

 藤波は、ウルフといきなり先発で手を合わせると、力強いロックアップからのアームホイップで先制。グラウンドでは柔道の固め技で抑え込まれたものの、ヘッドシザースで返すなど熟練の妙技で対抗した。ただ、足4の字固めをロープブレークで逃げられた後、ウルフの足をつかんでドラゴンスクリューを狙った際には、逆に両手首を握られて“ともえ投げ”で返されるという驚きの場面もあった。「あれはビックリした。何をするの?と思った。手を持ってきたから『あら?』と思ったら、気がついたら飛んでいた。(対戦相手として)喜んじゃいけないけど、さすが。切り返しとかいろんな投げを知っているし、ビックリした」と舌を巻いた。

 柔道インスパイアの切り返しで一矢報いたウルフは「足を持たれた状態から出せる技はともえ投げが一番理に適っていると考えていたので、それを出せたのは一つ収穫だったかな」とうなずき、「魂で戦う上に技術が乗ってくると思うので、闘魂を広げていきながら(技術的にも)やれることを増やしていければいい」と実感を込めた。

 また、今年3月の旗揚げ記念日大会でタッグを組んだことはあったものの、72歳の大先輩との初の手合わせに「隙があったら返してくるような動きを感じた。一瞬も隙がなかった。そこが新日本の闘魂につながっている」と脱帽。「(デビューから)1年もたたないうちに新日本のレジェンドである藤波さんと試合ができて、戦うことに年齢は関係ないなと、戦いたい気持ちが根本にあることが大事だと改めて感じた。学ぶべきものがたくさんあった。僕はまだ30歳で、(72歳の)藤波さんのところまで42年ある。道は果てしない」と大きな糧を得ていた。

 藤波は、古巣・新日本の将来を背負うウルフに対し、「我々とは全然(プロレス界への)入り方が違って、柔道という絶対のベースがあるから、変に(プロレス仕様に)スタイルを変えなくていい」と太鼓判を押した。

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス