那須川天心、練習再開も“現役続行”あえて明言せず 敗戦&炎上から1カ月、赤字覚悟の天心祭で心境吐露「この世の全ての捌け口に」「今後は世直し」
プロボクサーの那須川天心(28)=帝拳=が31日、出身地の千葉・松戸中央公園で主催する「天心祭」に登場した。盆踊りやカラオケ大会など2日間にわたって開催されるが、オープニングでは巨大な筆で「天心祭」という題字をしたためる書道パフォーマンスを披露。取材に応じた天心は「(開催まで)大変でした。(路上プロレス中止など)いろいろトラブルもあり。ただ、みんなでつくり上げていくお祭りなので。(コンセプトとして)愛とバカらしさは大事にしたい」と語り、現役ボクサーが祭りを主催するのは異例だが、「ボクサーだからとか(立場を)区切らず、イチ人間としてどれだけ盛り上げられるかを意識している。(そんな)那須川天心という人間がボクシングを今やっていると捉えてていただけたら」とスタンスを強調した。
本業では、9月27日に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで王者・井上拓真(30)=大橋=と10カ月ぶりに対戦したものの、前回同様に判定負けした。敗戦から約1カ月が経過し、天心は「もう練習はしてます」と再開を明かしたものの、現役続行や再起についてはあえて明言しなかった。「(この場で)伝えなくてもいいかなと。(自身の活動や考え方を)わかっている人はわかっている。わかってない人にわざわざ(伝える)思いもない。そのままの(自身の)姿、あり方を見てもらえれば」と話すにとどめた。
敗戦後の会見での発言などにSNSで批判が集まっているが、「(炎上は)社会的な問題にはなってますけど、俺にはいくら言ってもいいので、この世の全ての捌け口になれば。(よくも悪くも)熱狂が大事なので。熱狂をつくれていると思います」と受け止めた。また、ボクシング界の革命児を自負していたが、「業界を変えるというより、世の中を変えた方が早いなと思ってます。世の中を変えていく、そっちのスタンスでいきたい。今後は世直し宣言をしたいです」と“天心節”を響かせた。
昨年8月に初開催した前回の天心祭は2日間で約2万人を動員するなど盛況だった一方で、費用は自腹で数千万円の赤字だった。今回もスポンサーの協力は得ながらも自腹をはたいて開催しており、「もちろん赤字ですよ。赤字です。めっちゃ赤字ですけど、みんなに盛り上がってもらいたいという気持ちだけでやっているので。有名になりたいとかじゃないし、みんなに喜んでもらいたいだけ。純粋な気持ち」と思いを明かした。
