井上尚弥戦2度中止のサム・グッドマンが暫定王座獲得 改めて尚弥戦実現に意欲「モンスターであろうと掛かってこい」西田凌佑に判定勝ち

サム・グッドマン(右上)に敗れ肩を落とす西田凌佑=トヨタアリーナ東京(撮影・堀内 翔)
サム・グッドマンに敗れた西田凌佑(手前)=撮影・西岡正
勝利を確信したサム・グッドマン(左)の横を引き揚げる西田凌佑撮影・西岡正
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 「ボクシング・IBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦」(27日、トヨタアリーナ東京)

 同級1位で元IBF世界バンタム級王者の西田凌佑(30)=六島=は、同級2位サム・グッドマン(27)=オーストラリア=に0-3で判定負けした。細かいパンチや圧力を掛けられ、さらに2度の減点も響いて苦杯を喫した。

 暫定ながら世界初戴冠のグッドマンは「勝つことができたが、ここまでは簡単な道のりではなかった」と万感。「ここで王者になって止まれない。ここ日本には王者がいて、戦いたい相手がいる。また日本に戻ってきて、日本で試合がしたい。相手がモンスターであろうと、誰であろうと、掛かって来いという気持ち」と、4団体統一王者の井上尚弥(33)=大橋=への挑戦に意欲を燃やした。

 グッドマンは24年12月に王者・井上尚に挑戦予定だったが、直前の左目上の負傷で2度キャンセルした過去がある。尚弥戦が流れた後、昨年8月にはWBA世界フェザー級王者だったニック・ボール(英国)に挑戦したが、判定負け。紆余曲折を経てチャンスをつかみ、「ジェットコースターのように山あり谷ありで、本当につらかった時期もあったが、こうして世界王者になるチャンスをもらったので勝ちたい」と心境を吐露した。

 一時は借金苦に陥るなど経済的にも困窮していたといい、「家を買ったし、チームにも給料を払わないといけなかったので。沈み込んでいた時期もあったが、それはもう乗り越えた」と強調。2度キャンセルとなった尚弥は近い将来のフェザー級転向を示唆しているものの、グッドマンは「ボクシング界が待ち望んでいる試合。軽量級が盛り上がっている中、必ず実現させたい」と意欲を燃やしていた。

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