プロレス会場の“カメラマン邪魔”問題、スターダム岡田社長陳謝「会社に意見を」スタッフへの“個人攻撃”に異例注意喚起も「通常の意見超えたもの増えてきた」

 女子プロレス・スターダムの岡田太郎社長が24日、都内で記者会見を行った。主催大会の会場でリングサイドのカメラマンによって視界が遮られ、試合が見づらいとの声が観客から寄せられていることに言及し、「今リングサイドのカメラは配置を見直したり、完全に妨げることをできるだけ少なくする形で取り組んでいます。今後もできる限りの改善を続けていくのでご理解ください」と理解を求めた。

 プロレス興行ならではのジレンマでもある。会場ではチケットを買って生観戦を楽しむ観客の一方、配信のための映像カメラや、団体公式の写真カメラマン、さらには報道媒体のカメラマンがリングサイドで選手の動きを追っている。そのため、特に前列の観客席からはカメラマンや機材が視界を遮ってしまい、リング上が見えないケースもある。

 スターダムとしては、報道メディアを選定するなどリングサイドのカメラマンを最小限に減らすなどの対策を行っていると説明。岡田社長は「いい映像、いい写真を残して、中継や雑誌(掲載)で皆さまに届けるためにはリングサイドのカメラマンの撮影が必要です。試合は選手がどこで何をするかわからないため、できる限り視界に配慮してカメラマンも連携しながらやってますが、全ての場面でご満足いただけるように(視界を)遮らないことをお約束するのは現実的に難しい部分があります。ご不便、ご不満を持ってもらうことになる点については本当に申し訳なく思っております」と陳謝し、「この点で一つお願いがあって、見えづらいとか、もっとこうした方がいいとかの前向きな意見は運営会社の方にお寄せいただきたいです」と呼びかけた。

 ただ、最近では、不満を募らせた一部ファンがSNSで当該カメラマンの姿が映った写真を無断でアップしたり、カメラマンやスタッフに直接意見を言う事態も発生しているという。「運営の妨げにもなりますし、通常のご意見・ご要望の範囲を超えたものをいただくことも最近増えてきました。カメラマンスタッフはスターダムの判断と方針のもとで動いていただいているので、個人の判断でお客さんの妨げをしていることは絶対にありません。会社の指示に従ってやっている熱意のあるカメラマンであることに変わりはないので、ご不満、ご不便、改善点に関してはスターダムがしっかり受け止めるので、しっかり(会社の)窓口までいただければと思います。正当なご意見、前向きなご意見には耳を傾けて改善してまいりますが、特定のスタッフへの個人攻撃にならないようにだけ今一度お願いを申し上げます」と、異例の注意喚起を行った。

 スターダムとしては、23日の両国国技館大会で5004人の観客を動員。満員御礼にはならなかったものの、両国大会としては、昨年12月29日の6963人(満員札止め)に次ぐ歴代2位の動員を記録した。岡田社長は「私たちが目指す東京ドームへの道はまだまだこんなもんじゃないと選手一同実感して、(シリーズを)完走することができました。これもファンの皆さまのご声援のおかげだと思っております」と改めて感謝を込めた。

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