秋元強真、1回に左拳“折れる”アクシデントも前王者クレベルに圧勝 大みそか王座挑戦は不透明「未来さんとも無理する相手じゃないと」

 「RIZIN.54」(11日、トヨタアリーナ東京)

 秋元強真(20)が、前RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ(36)を判定3-0で撃破した。RIZIN6連勝を飾った新鋭は「海外(勢)にあるベルトを取り戻せるのは僕だけ。(9月に王座戦を行う)AJマッギー選手と(王者)シェイドゥラエフ選手の勝った方、(大みそか)ドームのメインで試合してください」と挑戦を訴えた。

 3月に元ベラトール王者のパッチー・ミックス(米国)にTKO勝ちし、一気に王座戦線を狙う存在となった20歳。元王者の“鬼神”クレベルに対し、1回開始から果敢に左拳で攻め立て、ぐらつかせる場面もあった。相手の土俵であるグラウンドには持ち込ませず、距離をキープしながら鋭い打撃を重ねていった。立った状態で最後まで打撃で圧倒し、完勝してみせた。

 メインイベンターとして重責を果たした秋元は、初回に生命線である左拳を痛めていたことを明かし、「(勝てて)安心しました。プレッシャーはあったが、思っていたより(相手が)打たれ強くて、拳が折れるハプニングがあって。(24年5月の)ヤマニハ戦で左手薬指の中指骨が折れちゃって、(同じ箇所を)またやっちゃった。殴っている手が痛くなるくらい(クレベルが)打たれ強くて、喧嘩ファイトで怖いし、目の奥に殺気を感じた。すごく楽しく殴り合った。5分3ラウンドが一瞬でした」と晴れやかに振り返った。

 大みそかのベルト挑戦をアピールしたものの、「(大会後)すぐに練習したかったが、拳の状況は明日病院に行かないとわからない。治して、ベルトに向かって駆け抜けたい」と状況は不透明。「さっき(朝倉)未来さんとも話して、練習期間が数カ月しか取れないなら無理してやる(ほど簡単な)相手ではないと。慌てず、とりあえず治さないと、(左は)僕の必殺技の手なので」と、慎重な姿勢も示した。

 榊原信行CEOも総括会見で「けがの状況によっては(王座挑戦は)大みそかじゃなくてもいい。秋元はメインイベンターの1人かもしれないが、無理してたくさん使って興行を回すことがないように。大事に彼のキャリアをつくり上げていきたい」と語った。

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