【新日本】ウルフアロン痛恨4敗目…G1決勝T進出は絶望的「まだ終わってない」宿敵・成田蓮に古傷の膝攻められ初のギブアップ負け
「プロレス・新日本」(8日、横浜武道館)
真夏の祭典「G1クライマックス」Bブロック公式戦が行われ、NEVER無差別級王者のウルフアロン(30)は成田蓮(28)にデビュー以来初のギブアップ負けを喫した。同組は成田とカラム・ニューマン(23)、ゲイブ・キッド(29)の3人が勝ち点10で首位タイ。2試合を残し、痛恨の4敗目(3勝)を喫して勝ち点6で足踏みのウルフは、上位2人の決勝トーナメント(15、16日・両国国技館)進出は極めて厳しい状況となった。
極悪集団「ハウス・オブ・トーチャー(HOT)」の若頭である成田とは過去1勝1敗で、2カ月ぶり3度目の一騎討ちとなったが、入場時からディック東郷から奇襲を受けるなど相変わらずの反則、介入を受けた。ウルフも開始ゴングとともに寝技に持ち込むと“抑え込み地獄”からの肩固めで絞り上げ、反撃を開始。ただ、成田からは柔道時代からの古傷である左膝を徹底的に攻められた。
場外ではパイプ椅子で膝を殴打され、リング上では再三の膝十字固めで苦悶(くもん)の表情。成田の得意技であるダブルクロス(フェイスバスター)を豪快なパワースラムで返すなど見せ場をつくったが、逆三角絞めでフィニッシュを狙ったところ東郷の介入でレフェリー不在となり、合体式のダブルクロスをモロに被弾。さらにコーナー最上段からのダイビング・ニードロップを左膝に食らうと、リング中央でクロス式膝十字固めを決められ、致し方なくタップした。
シングル最強を決めるG1に初出場しているウルフだが、7月26日のOSKAR戦で人生で初めて絞め落とされたのに続き、成田にはキャリア初のギブアップ負けを喫した。「1対1では戦えても(相手が)2、3人になったときは、まだまだ俺自身の力はこんなもんなんだなと感じてしまう瞬間はあります。プロレスはレフェリーが見てなければ何でもやっていい競技だから、どんなことをされようが、勝てる力をしっかりつけたい」と顔をゆがませた。
残り2戦、11日の津大会で前IWGPヘビー級王者カラム・ニューマン、13日の後楽園大会で元IWGPヘビー級王者ザック・セイバーJr.(39)と対戦するが、全勝しても勝ち点10止まりで、決勝トーナメント進出は絶望的な状況となった。それでも不屈の五輪王者は「まだ(自身の)G1クライマックスは終わってないんで。残り2戦、今日のことはいったん忘れて。終わったあとに反省はいっぱいできるので。まずは気持ちを切り替えて、明日に向けてやっていきます」と前だけを向いた。
