【新日本】衝撃!怪物ボルチン・オレッグ覚醒でIWGP王者・辻陽太を撃破「モンスターになった」5勝目で「G1」Aブロック首位タイ
「プロレス・新日本」(6日、後楽園ホール)
真夏の祭典「G1クライマックス」Aブロック公式戦が行われ、ボルチン・オレッグ(33)がIWGPヘビー級王者の辻陽太(32)を撃破する衝撃の番狂わせを起こした。ボルチンは5勝目(2敗)で勝ち点10とし、KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)に並んで首位タイ。辻は3敗目(4勝)を喫した。
モンスター覚醒の瞬間を目撃した1494人札止めの観客から「ボルチン」コールがやまなかった。序盤は辻の再三のボディー攻めに苦しんだが、ボルチンは持ち前の怪力で何度も王者を軽々と投げ捨てた。20分を超える激闘となったが、終盤もパワーは無尽蔵で、辻の必殺技・ファイヤーブラスターを抱えて止めると、餅つきパワーボムを連発。さらに、カミカゼを耐えようとする辻を肩に担いだままコーナーに登ると雪崩式のラストカミカゼで沈め、24分35秒で衝撃の3カウントを奪った。
殊勲星に会場が沸く中、マイクを握ったボルチンは辻を呼び止めると「お前は本当に男だね。最強の男、新日本の男だ。俺も負けないように、あなたについて行くよ。新日本、もっと強くなるよ。お前のおかげだ」と最敬礼した上で、「今日勝ったのは1人(の力)じゃないから。モンスターになったのは、あなた(辻)のおかげもあるけど、(ファンの)皆さんのおかげ。プロレスの戦いで、俺が最強の選手になりたいから。これからG1優勝します!」と力強く宣言した。
カザフスタン出身で、レスリングでは日本の強豪・山梨学院大で腕を磨き、アジア選手権優勝の経歴を持つ。東京五輪出場は叶わずに新日本に入門し、23年4月のプロレスデビューから4年目で、G1初制覇を狙う元レスリングエリートの怪物は「自分は今年は辻がMVPだと思っているから。本当にめっちゃ強いし、頑張っているし、自分たちも頑張らなきゃいけないと思う。プロレスはどれだけ体がしんどくて、どれだけ人間は弱くても、ファンのおかげで強くなって、モンスターになって、自分のいいところが100%以上出せる。それがプロレスにしかないところだから」と実感を込めた。
敗れた辻も「チャンピオンとして情けないとともに頼もしいぜ、ボルチン・オレッグ。うれしいぜ。後藤には『1人で背負うな』って言われたけど、俺はハナから1人で背負えるなんて、ひと言も言ったことがない。この新日本のレスラーみんなで新たな黄金時代をつくるんだ。俺たちならできる」と、覚醒したモンスターに目を細めた。
