“神の左の継承者”増田陸が世界初挑戦で王座奪取!「まだベルトに見合うボクシングはできていない」元世界フライ級王者の比嘉と死闘も判定2-1撃破「改めてボクシングの厳しさ知った」
「ボクシング・WBA世界バンタム級王座決定戦12回戦」(20日、両国国技館)
世界初挑戦の同級1位“神の左の継承者”増田陸(28)=帝拳=が元WBC世界フライ級王者で同級2位の比嘉大吾(30)=志成=を判定2-1(117-111、117-111、113-115)で下し、王座奪取に成功した。
3月に元世界5階級制覇王者ノニト・ドネアを8回TKOで撃破し、世界挑戦権を得た増田。序盤から低い姿勢のまま前に出てくる比嘉のプレッシャーに手を焼きながらも、カウンターの左を当てていく。それでも前に出てくる比嘉に中盤から押し込まれる場面もあったが、パンチに変化をつけながら主導権を譲らない。
終盤も勢いが止まらない難敵に苦しみながらも、11回に左ボディーや、強烈な左を浴びせて比嘉を後退させた。最終12回は前に出て勝負にいき、なんとか押し切った。インタビューでは笑顔はなく「きょうの試合で改めてボクシングの厳しさを知った。またすぐに練習したい。最終12回はとにかく前に出て手を出そうと思っていた。まだまだこのベルトに見合うボクシングはできていない。もっと強くなって真のチャンピオンになりたい。もっともっと練習して強くなります」と、力を込めた。
◇増田 陸(ますだ・りく)1997年9月23日、広島市出身。中学時代にボクシングを始め、広陵高、立大を経て、22年7月にプロデビュー。23年8月、日本バンタム級王座戦で王者・堤聖也(角海老宝石)と激闘を繰り広げるも判定負け。24年7月に富施郁哉(ワタナベ)に4回KO勝ちし、日本バンタム級王座を獲得。今年3月に5階級制覇のノニト・ドネア(フィリピン)とのWBA世界同級挑戦者決定戦に8回TKO勝ち。168センチ。左ボクサーファイター。
