堤駿斗、2回TKOで世界挑戦権 1回終了ゴング後に悪質パンチ被弾で騒然も…直後に怒濤の逆襲劇「想定外の倒し方」年内世界挑戦に意欲

挑戦者決定戦を制した堤駿斗
挑戦者決定戦を制した堤駿斗
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 「ボクシング・WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦」(14日、後楽園ホール)

 アマチュア13冠で同級4位の堤駿斗(27)=志成=が、同級11位フェリックス・バティスタ(29)=ドミニカ共和国=に2回1分25秒TKO勝ちした。1回の終了ゴング直後に相手が放ったパンチを2~3発もらうアクシデントがあったが、直後の2回に2度ダウンを奪った後、レフェリーストップを誘った。WBA王者アンソニー・カケース(37)=アイルランド=への挑戦を表明し「決まれば100%獲る気持ちで、年内にやりたい。今年必ずWBAの世界タイトルを獲って恩返ししたい」と決意を込めた。

 怒濤の逆襲劇で14戦無敗だった難敵を沈めた。1回終了間際、堤は相手の連続フックを被弾して劣勢となると、終了ゴングが鳴ってコーナーに戻ろうとした後も手を止めない相手から2、3発顔面に被弾。悪質な攻撃に場内は騒然となり、陣営も気色ばんだ。さらに2回開始と同時にバディスタが猛攻を仕掛けてきたが、堤はカウンターでショートレンジの左フックを合わせてダウンを先制。逆にラッシュを仕掛けた堤が2度目のダウンを奪うと、ロープ際で連打をまとめたところでレフェリーが試合を止めた。圧巻のフィニッシュを見せた堤は「この倒し方を想定しなかったので反省だが、無駄に長引かせて勝てるほど甘い世界ではないので、倒せるときは倒すと。あそこでいかなかったら結果は分からなかった」と実感を込めた。

 初回終了ゴング後の被弾シーンについては「やっちまったな」と苦笑いし、「(1回終了)ゴングが鳴って、(コーナーに)戻ろうと思ったらやられた。完全にレフェリーが(間に)入るまでは(気を抜かないように)、スパーリングから練習しないといけない」と自省。ただ、ラフな攻撃を受けたことでスイッチが入ったといい、「(2回開始の)ゴングの前から相手が来るぞと。(それに対して)距離を取るジャブとかじゃなく、腹をくくって(打ち合いにいった)。冷静に、相手の大きいのにショートで合わせるように切り替えた」とうなずいた。

 昨年12月にサウジアラビアで世界初挑戦が決まっていたが、直前に眼窩底骨折を負って無念の中止。昨年8月以来の復帰戦で、再び世界への扉を開いた。前半は相手を削ってから仕留めるプランだったというものの「勝負の世界は想定より厳しいことが起こる。キャリアに生かしたい」と糧にし、「(次戦で世界戦を)やるつもりで準備する」と意気込んだ。

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