難病闘病中の初代タイガーマスクがタイガーステップ披露でどよめき 愛弟子4代目虎の引退試合でサプライズ「まさか…僕も感動」虎一筋31年で終幕、原辰徳氏らも来場
「プロレス・新日本」(7日、後楽園ホール)
4代目タイガーマスクの引退試合が行われた。引退セレモニーでは、親交のある元プロ野球巨人監督の原辰徳氏(67)、藤波辰爾(72)、ザ・グレート・サスケ(56)、武尊(34)らが来場。さらに、最後は師匠である初代タイガーマスクの佐山サトル(68)が訪れた。師弟でロックアップを行ったが、パーキンソン病などで闘病中の佐山がタイガーステップを披露し、どよめきに包まれる場面があった。
佐山はパーキンソン病やメニエール病で闘病中で車椅子に乗っていることも多いが、この日は花道を自力で歩いてリングイン。リング上では師弟で抱き合い、「お前最高だよ。今日までやってくれてありがとう。俺もこんなにうれしいことはない」と労われたという。
さらに、続けて4代目は「佐山先生にお願いがあります。最後にロックアップをしてください」とリング上で懇願。試合さながらにゴングが鳴らされたが、ここで佐山が急に戦闘態勢に入ったように往年のタイガーステップを踏み、会場が大きくどよめく中、力強くロックアップしたところでゴングが鳴らされた。
4代目は「絶対に(会場に)行ってロックアップしてやると行っていた先生が、今日まさかタイガーステップをするとは僕も全く思ってなくて、感激というか、感動というか」と驚いた様子。「先生も今日は絶対に行くと目標を持っていて、治るものなんだと。だから、絶対に先生は復活すると思ってます。今日のタイガーステップを見たら、『お前が辞めるなら俺はまだやるよ』っていうくらい、できるんじゃないかと。佐山先生から『お前よくやった』と言ってくれて、涙が止まらなかった。ロックアップもものすごく力で、ええっと思ったんですよ。先生、病気はウソじゃないかってくらい、ものすごく力が入っていて、やっぱり(初代)タイガーマスクは違うなと思いました」と笑った。
試合はダイナマイト・キッドのおいであるトム・ビリントン、ブラックタイガー4(ロッキー・ロメロ)とそれぞれ5分1本勝負で戦い、いずれも時間切れ引き分けに終わったが、延長戦で黒虎をタイガースープレックスホールドで仕留めた。4代目は佐山が創設したスーパータイガージム出身の直系の弟子で、1995年7月15日にデビューし、虎一筋31年で引退を迎えた。タイガーマスク史上初めて、デビューからマスクをかぶったまま現役を終える4代目は「私は人に恵まれた。31年間ありがとうございました」と万感の様子で10カウントゴングを聞いた。
◆引退セレモニーの主なゲスト(敬称略) 原辰徳、三浦大輔、武尊、初代タイガーマスク(佐山サトル)、藤波辰爾、山崎一夫、獣神サンダー・ライガー、ザ・グレート・サスケ、新崎人生、NAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)、武藤十夢(元AKB48)、武藤小麟(AKB48)、田中ケロ(リングアナウンサー)
