【インタビュー】ウルフアロン、屈辱128秒殺からの雪辱戦きょうゴング「完全に白黒つける」デビュー半年、極悪軍団に決着予告…負けたら黒帯返上も?
14日に開催される新日本プロレスの大阪城ホール大会で、NEVER無差別級選手権試合に臨む東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロン(30)がこのほど、デイリースポーツのインタビューに応じた。
1月4日のプロレスデビュー戦でいきなり同王座を奪取したものの、2月11日の大阪大会では極悪集団ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)の介入など悪徳殺法に屈し、成田蓮(28)にわずか2分8秒で敗れる屈辱を味わって陥落。デビュー半年の節目で迎える雪辱戦で、因縁の王者・成田からは柔道の黒帯を懸けて戦うことを要求された。さらに当日夜にテレビ朝日系列での地上波放送も決まっており、レジェンドの藤波辰爾(72)から託された思いも背負う五輪王者レスラーは「完全に白黒つける」と決意を込めた。(取材・構成=藤川資野)
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-新日本がジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア」を開催していた約1カ月間、自身の試合はなかった。
「空いた時間はしっかりプロレスの練習をして、成田への対策をしながら6月14日に向けて力を溜めてきた状態ですね」
-今回デビュー戦に続き、地上波での当日夜の放送も決まっている。意識はするか。
「やっぱり勝つことが1番大事なことなので。普段プロレスを見ない多くの方にも僕の気迫や闘志を見てもらえたらありがたいですけど、まずは(2月11日に成田に)ベルトを取られて、悔しい思いをずっとしてきたので借りを全て返したい。もちろんテレビでやるってことで、これからのプロレス人気にすごく影響するってことは頭の中では考えてはいますけど、まずはこの悔しい気持ちを晴らしたいですね」
-2月のタイトルマッチでは介入などもあって2分8秒でやられた。その後もタッグで何度も対戦しているが、あらためてシングル初黒星を喫した相手でもある成田蓮というプロレスラーの強さ、やっかいさとは。
「もちろん反則とか、卑怯な戦い方については許すことはできません。ただ、認めたくはないですけど、成田はたしかに技術的な引き出しは多い選手ですよ。それは感じます。だからこそ、めちゃくちゃタチが悪いっすね。1対1で戦っても強い力を持ってるとは思うんですけど、そこに自信がないのか。まあ、レフェリーの目をくらましたり、悪の連携の仕方も上手いと思うんすよ。僕がそこにうまく太刀打ちできずに負けてしまっているところも多いので。だから、今回はしっかりその化けの皮を全て剥がさせてもらう」
-5月22日、ドラディションの後楽園大会で成田と一騎討ちをした藤波辰爾選手を試合後に救出した。その真意や意図は。
「ちょうど僕は(新日本がBOSJ開催中で)試合がなかったので、成田が藤波さんと試合するのは知っていたので、どうせ悪いことをするだろうなと思って、近くで監視させてもらった感じではあるんですけど。ただ、(試合に)介入しちゃうと、僕が否定している行為を自分がするっていう自己矛盾に陥るので、試合が終わった後も藤波さんが攻撃されていたので、それを止めさせてもらった感じですね。なんか、お客さんからは『だったら最初からいろよ』とか(ヤジで)言われちゃいましたけど(笑)」
-成田はドラディションの記者会見もボイコットし、このタイトルマッチの発表会見も当初姿を現さなくて、ウルフ選手は「遅れてきた中二病」だと言い放った。
「なんでしょうね。ドラディションの会見も(藤波さんが)レジェンドってことはわかった上でやってると思うんですよ。知らないわけないので。だって、成田は28歳とかでしょ?そんな年齢になって、『この俺はレジェントに対してもこういうことができるんだぜ』みたいな感じのイタさがありますよね。だからこそ、成田は“遅れてきた中二病野郎”だと俺は言ってるんです」
-成田に敗れた藤波選手からは「ぶっ潰してくれ、俺の分まで」と思いも託された。
「もちろん、そのつもりです。大阪で、全ての借りをぶつけますよ」
-1月4日のデビュー戦から約半年、EVIL(現NARAKU)、体重170キロのドン・ファレらと極悪軍団H.O.Tとの抗争が続き、成田とも4カ月ほど戦ってきた。今回どんな決着を目指すのか。
「完全に白黒ハッキリしたいっすね。見てる側がスッキリするような試合にしたいですよ。それで、H.O.Tとの戦いにもケリをつけて、プロレスラーとしても次に進まないといけないと思ってます」
-新日本ではこれから夏の祭典「G1クライマックス」を控え、さらに来年の1・4に向けて加速していくところだが。
「まだG1に出られるかどうかもわからないですけど、気持ち的にはここで成田に完全決着でケリをつけて弾みをつけたいです。1年目ではありますけど、皆さんに『ウルフをG1に出したい』って思ってもらえるような試合にしたいですね」(おわり)
◆地上波放送 大阪城ホール大会の模様は、テレビ朝日系列全国ネットで14日午後10時15分から地上波放送される。特番の番組名は「新日本プロレス大阪夏の陣!逆襲のウルフ&新世代頂上決戦」
