矢吹正道「強い選手にしっかり勝つ」前日計量ともに一発パス 秘策ほのめかし意味深発言も「判定で完勝するつもり」

 ボクシングIBF世界フライ級王座戦の前日計量が5日、愛知県国際展示場で行われ、2度目の防衛戦に臨む王者・矢吹正道(緑)は50・7キロ、挑戦者のレネ・カリスト(メキシコ)は50・5キロでともに一発でクリアした。

 初防衛戦に続きダウン経験がない相手の挑戦を受ける矢吹。計量を通過すると「防衛戦というつもりは全くない。強い選手にしっかり勝つことだけ考えてリングに上がる」と言い切った。

 主催者の資金繰り悪化で開催自体が危ぶまれる中、淡々と調整と減量に取り組んだ。目標を3階級制覇か王座統一と公言してきたが、「防衛戦をしたくてしているわけじゃない。チャンスがあればチャンピオンと戦いたいけれど、そういう機会がないなら防衛するしかない」と受け入れる。

 ここ2戦は12回KOとスタミナ面も充実。今回もKO勝利の期待が高まるが、滝沢卓トレーナーは「今までに見られない矢吹の武器が発揮されると思う」と秘策をほのめかす。本人も「判定で勝つつもりでKOで勝てたらいいと毎回思っている。(今回も)判定で完勝するつもりで戦います」と意味深な発言。進化を続ける王者の新境地が見られるかもしれない。

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