番狂わせ…女子初プロレス大賞MVPの上谷沙弥が1年4カ月ぶり王座陥落で涙「言葉にならない」玖麗さやか大金星で初戴冠

 「プロレス・スターダム」(26日、横浜アリーナ)

 年間最大のビッグマッチのメインイベントで番狂わせが起きた。ワールド王者・上谷沙弥(29)が10度目の防衛戦で玖麗さやか(25)に敗れ、ベルトを失った。昨年、女子として史上初のプロレス大賞MVPにも輝いた“令和の極悪女王”は1年4カ月ぶりに王座から陥落。セコンドの肩を借りず、涙を浮かべながら花道を引き上げたが、観客からは「上谷~!」と声援を受けた。

 一進一退の攻防を繰り広げ、終盤には両軍のセコンドが入り交じる総力戦となったが、最後は玖麗が奥の手として出したファイヤーバードスプラッシュに沈んだ。

 団体最高峰のワールド王座を初戴冠した玖麗に対し、上谷は「沙弥様の赤いベルト、少しの間だけお前に貸しといてやるから、大事にしておけよ」と、早期奪回を予告。バックステージでは「赤いベルトと(ともに)まだまだやりたいことがいっぱいあった…。今はちょっと言葉にならない」と失意の涙をこぼしつつ、「絶対にこのままでは終わらない」と不死鳥復活を誓った。

 一方、金星を挙げた玖麗は「上谷沙弥が誰も口にしない大きな夢をたくさん口に出して叶えてきたからこそ、私も勇気を持って夢を口に出せた」と敵ながら感謝を込め、「私は上谷沙弥にはなれないけど、玖麗さやかとして、ワールド王者としてスターダムをもっともっと明るく彩りいっぱい、夢いっぱいの世界にしていく。私はやっぱりプロレス、スターダムが大好きだー!」と愛を叫んだ。また、今年1月に入団した伊藤麻希(30)が現れ、玖麗のワールド王座への挑戦を表明した。

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