那須川天心「あっかんべー」5カ月ぶり再起戦不利予想に反論 囲み取材でもアンチへ怒りの16分“毒演会”
「ボクシング・WBC世界バンタム級挑戦者決定戦」(11日、両国国技館)
公式会見が8日、都内で行われた。WBC世界バンタム級2位の那須川天心(27)=帝拳=は、同級1位で元世界2階級制覇王者のフアンフランシスコ・エストラダ(35)=メキシコ=との挑戦者決定戦に向けて不利な戦況予想も多い中、「復帰戦でやる(レベルの)相手じゃないとか、いろんな予想があるが、そんなんクソ食らえで、あっかんべー(無視)です」と雑音を遮断。プロ初黒星からの反撃を開始する。
プロ初黒星を機に“怒り”を解放した神童が、壇上で気色ばんだ。天心は5カ月ぶりの再起戦でいきなり百戦錬磨の元王者と拳を交えるが、無責任な外野の声をシャットアウト。「(実際に試合を)やってみなきゃわからない。自分の人生は実験。必ず勝って、歓喜できる瞬間を味わいたい」と力を込めた。
会見後の囲み取材でも、試合直前では異例の長さとなる約16分にわたって思いの丈をぶちまけ、「予想なんてデタラメ。勝手に人が判断することなので、うるせえって話。あっかんべー(無視)です。なめんじゃねえって」と吐露。昨年11月、井上拓真(30)=大橋=に判定負けし、不敗神話が崩れたことでアンチを中心に風当たりは厳しくなった。最近も試合直前にテレビ出演していることを疑問視されたが、「僕はボクシングを広めたいし、(求められた)役割をやっているだけ。今を生きてない人が何を言っても響かないから黙っとけ」と、自身のスタンスを曲げなかった。
敗戦後は自身を見つめ直し、旧知の葛西裕一トレーナー(56)に再び師事してスタイル変更を模索。「前回負けていろいろ考えたり、自分を信じられないこともあったが、自分を変えるためにしっかり挑んできた。もう自分に負けたくない。今回の練習が一番キツかったし、自分を破壊して、濃い人生を送ってきた自信はある」。ノイズに耳をふさぎ、自分との戦いだけに精神を研ぎ澄ませた。
