19歳・那須川龍心、涙の大逆転KOで2階級制覇達成「本当に俺勝ったの?」最終回まで劣勢も執念の猛攻

 「キックボクシング・RISE」(28日、両国国技館)

 RISEスーパーフライ級王座決定戦が行われ、現プロボクサーの那須川天心(27)を兄に持つ那須川龍心(19)=TEAM TEPPEN=が、元DEEPキック53キロ王者の長谷川海翔(20)=誠剛館=に5回1分17秒KO勝ちし、フライ級に続いて2階級制覇を達成した。

 新鋭同士のスピード感あふれる一戦で、龍心は4回までは劣勢だったものの、最終回に3度ダウンを奪っての大逆転劇を見せた。左フックでダウンを奪うと、さらに接近しての打ち合いを制して2度目のダウン。さらに、追撃のパンチをまとめて決着をつけた。

 窮地からひっくり返した19歳はゴングの瞬間、信じられないとばかりにリング上で脱力して大の字になった。「俺、これ勝ったの?本当に俺勝ったの?」と目を丸くし、「自分でも信じられなかった。1、2、3回と全部取られて、試合中にくじけそうになったし、長谷川選手すごく強かった。逆転できたことは俺はここまで強くなったし、成長できたなって思います。家族やチームのみんな、ありがとうございます」と感涙。熱狂となった会場のファンに向けて「俺がこの格闘技界を盛り上げて第一人者になるので、那須川龍心を信じてついてきてください」と高らかに宣言した。

 龍心は23年6月からの連勝を15に伸ばし、プロ戦績は18勝(9KO)2敗。24年度はRISEの年間MVPに輝き、昨年は初の世界タイトルとなるISKA・K-1ルール世界ストロー級王座を獲得。さらに、10月にはキックボクシング新イベント「GOAT」のメインイベントで、22年度ムエタイMVP王者のチャラームダム・ナヨックエータサラ(タイ)に1回KO勝ちするなど、キック界の新たな顔として猛アピールを続けている。

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