RIZIN榊原CEO「朝倉未来のチャレンジを前向きに受け止めてほしい」救急搬送前の未来「吐き気がある」

 「RIZIN 師走の超強者祭り」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 フェザー級王座戦が行われ、王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス共和国)が“路上の伝説”朝倉未来(33)=JAPAN TOP TEAM=を1回2分54秒TKOで沈め、2度目の防衛に成功。榊原信行CEO(62)は未来の再起をサポートする意向を示した。

 RIZIN6戦6勝、MMA通算16戦16勝の無敗王者。未来を幾度もスープレックスのように投げつけ、バックマウントからパンチ連打でレフェリーが試合を止めた。「試合は簡単だった。(投げ技は)会場を盛り上げたかった。ダイナミックな試合にしたくて、何度も投げたが、ケガをさせる目的はなかった」と話す怪物ぶりだった。

 榊原CEOは大会総括で「RIZIN最大の功労者の朝倉未来が(ベルト奪取を)成就していれば、一つの物語が終わったのかな、というふうに思っていた」と未来の挑戦の意義を語った。

 そして「大みそかに朝倉未来の勝利を信じていたファンは、すごくブルーな感じで最悪の年末だと思っているかもしれませんが、それでも明日は来るんだから。みんなの思いと夢を全部背負って一歩前にチャレンジをした朝倉未来の生き様に、みんな前を向いてほしい。未来は病院に行って精密検査を受けてます。未来の回復をサポートしていけたらと思います。ファンのみんなも未来がくれたチャレンジすることの尊さ、そしてエネルギーを、前向きに受け止めてほしい」と呼びかけた。

 榊原CEOは「朝倉未来の大いなる野望の成就を果たせるかどうかは、フェザー級タイトルマッチのテーマではあったんですけど。まあとにかくあのシェイドゥラエフの強さには舌を巻く」と驚きを口にした。「いとも簡単に、何度も腰の重い未来を持ち上げて、躊躇ないパウンドも含めて、ちょっと物が違うなっていう風に見えてしまいました」と続けた。

 一方的に敗れた試合後、朝倉は担架で固定されて、医務室に向かい、その後救急搬送された。榊原CEOによると未来は「吐き気がある」と話していたという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス