敗れたピカソは憮然 12回終了後は右手を上げて勝利アピールも フルマーク含む大差判定負けでプロ初黒星

 「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(27日、リヤド)

 王者井上尚弥(32)=大橋=がWBC同級2位アラン・ピカソ(25)=メキシコ=に判定で勝利。敗れたピカソは自身34戦目で初黒星となり、通算成績が32勝17KO1分け1敗となった。

 初回は左右のガードを固めて井上のパンチを防ぎ、ワンツーのボディーを打ち込んだピカソ。2回はカードの中央からパンチを浴びる場面もあった。

 その後もガードを上げ続け、井上に応戦。4回には顔面にパンチを浴びて鼻血がうっすらとにじんだ。最後まで井上のパンチを耐え続け、12回終了のゴングが鳴ると、右手を上げて勝利をアピールしたピカソ。しかし、結果は1者がフルマークをつける大差の判定負けでリングを去った。

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