プロ初黒星で王座陥落の高見亨介、1-2判定負け「ビックリしたが、しょうがないと納得もした。自分の感覚では勝ったと思う」
「ボクシング・WBA・WBO世界ライトフライ級王座統一戦」(17日、両国国技館)
WBA王者の高見亨介(23)=帝拳=が、WBO王者のレネ・サンティアゴ(33)=プエルトリコ=に判定1-2(116-112、113-115、111-117)で敗れ、2団体統一に失敗し、陥落した。プロ11戦目で初黒星を喫した。サンティアゴは初防衛に成功した。
左右のボディーを中心に攻めた高見だが、細かなコンビネーションを被弾し、要所でポイントを失う結果となった。
接戦を落とした高見はやや顔を腫らすが、大きなダメージはない様子。「素直に悔しいのが一番。自分の中では焦ることなく、やりたいペースでできた。練習してきたプラン通りでした。でも倒しきらないとダメですね」と振り返った。
ジャッジについては「ビックリしたが、しょうがないと納得もした。自分の感覚では勝ったと思うが、もっと決定打を分かりやすく見せないと」と、受け止めた。
陣営のトレーナーからは判定への不満と、サンティエゴとの再戦を求める声が挙がった。高見は「ライトフライ級はもうやらない。やるならフライ級で」と階級変更を明言。この敗戦を「攻めきれる体力、パワーをつければもっと伸びていく」と、糧にする覚悟を口にした。




