那須川天心、将来的な井上尚弥戦に意欲「いつかやるよ」盟友・粗品のフリに即答「まだ夢物語…時が来れば」トークショーで明言
ボクシングWBA、WBC世界バンタム級1位の那須川天心(27)=帝拳=が23日、地元の千葉県松戸市で自身が主催するイベント「天心祭」を開催した。屋台やカラオケ、DJ、盆踊りなども行われる本格仕様の祭りで、盟友であるお笑い芸人「霜降り明星」粗品(32)とトークショーを開催。「オールザッツ漫才」フットカットバトル最年少王者の粗品との軽妙なやり取りの中で、4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)=大橋=との将来的な対戦への意欲を示す一幕もあった。
愛知、大阪、福岡などからもファンが訪れた注目のトークイベントで、2人の掛け合いも過熱した。
粗品は「これってYouTubeとかに載るんやっけ?大丈夫かな?」と前置きしつつ、3月のボクシング年間表彰式で井上尚弥が中谷潤人(27)=M・T=に対し、来春の夢の対戦を呼びかけたやり取りを回想。「(壇上で)後ろに見切れている天心がめっちゃふてくされているみたいなん、最高やった。あれ、めちゃくちゃ良かった」とイジり、一ファンとして「(井上尚弥を)倒してくれ、いつか」と振ると、天心も間髪入れず「まあまあ、いつかやるよ!(ボクサーなら)当たり前でしょ」とハッキリと意欲を示し、会場からは拍手が起こった。
ただ、天心は「(井上とは)まだ階級も違うし、(自分はボクシングで)チャンピオンでもないので、まだ言っても現実味もないし、夢物語と思う人が多いと思う。だから、時が来れば(やりたい)」と注釈を入れた。6月に世界前哨戦をクリアし、年内にも世界初挑戦の可能性も高まっているだけに「前回は世界前哨戦だったので、次は世界タイトルマッチになるかもしれない」と、まずは王座獲得を誓った。
現在WBC世界バンタム級1位の天心は、2位に急浮上した元WBC暫定、WBA同級王者の井上拓真(29)=大橋=との世界王座決定戦になる可能性もある。天心は報道陣との囲み取材で「選べるかはわからないが、(自分が)1位だったら、2位が拓真選手なら僕はいつでもやる準備はできています」と話した。




