那須川天心、初黒星翌日に異例のラジオ生出演で本音「悔しい」と8度連呼 涙声で放送事故寸前「一人になりたくない」
24日に行われたボクシングWBC世界バンタム級王座決定戦で、井上拓真(29)=大橋=に0-3で判定負けした那須川天心(27)=帝拳=が一夜明けた25日夜、レギュラー出演しているTBSラジオ「那須川天心のかんきもラジオ」に生出演した。世界戦の翌日では異例のラジオ生出演で肉声を届け、冒頭10分間の試合の振り返りでは「悔しい」と8度連呼。格闘技キャリア計55戦目にしてプロ初黒星を喫した率直な心情を明かした。
番組冒頭ではリスナーからの激励メールが紹介された。天心は放送開始16分過ぎから出演すると、約10分にわたる一人語りで前日の試合を振り返り、「負けました。悔しいです。めちゃくちゃ悔しいです」と第一声。プロ初黒星について「プロで初めてだし、よく考えたら中学生ぶりくらいに負けました。久々だなと。まあめっちゃ悔しいです」と素直な胸の内を明かした。
前夜は試合直後の会見で気丈に振る舞い、23分間にわたって「これも人生」などと達観した様子で負けを受け止めていたが、一夜明けての本音として「(会見は短時間で)自分の中で情報を処理してああいうことを伝えたが、本当に心の底からああいう風なことはたぶん思えてないですね。本当に悔しさでいっぱいです。あんまり弱い自分を見せられなくて、(本当の心情から)整理されたことを言って、ああいう会見になっちゃった」とぶちまけた。
敗因についても語り、「結果は負けて本当に悔しいし、ボクシングの奥深さを知りました。(井上拓真には)自分の知らないボクシングの幅があったし、経験値で負けた。ボクシングは職人の方々が集まった舞台で、僕はまだ3年未満。付け焼き刃ではないが、アップセットって起こらないという現実を見せられた感じがしました」と素直な気持ちを明かした。最後は「また強くなった姿を見せて復活したい。挑むことは絶対やめないし、本当に全てを懸けてボクシングに挑んでいる。言い訳もないし、後悔もない。真剣にやっていたら届くと思うので、僕は絶対に諦めません」と前を向いたものの、「(今は)一人になりたくない。『よしよし』してもらいたい」と冗談めかしながら落胆ぶりを伝えた。
その後、共演者の近藤夏子アナウンサーとの掛け合いでも激励を受け、試合後は友人と食事に行ったと明かし「昨日は寝れなかった。いつも(試合後は)寝れないが、より寝られなかった」と告白。ラジオで姿は見えないものの感極まった様子で、放送事故寸前まで言葉を詰まらせたり、鼻をすすって涙声を上ずらせる場面もあった。
試合を見たリスナーからの激励メールも殺到し、鼻をすすりながら「ありがたいっすね。またすぐに復活したい」と再起に向けて発奮。ただ、番組最後には「一つ謝罪がある」と切り出すと、「番組タイトルにもなっている『関係ないっしょ、気持ちっしょ』だが、今回の試合を通じて気持ちだけではどうにもならないという学びを得ました。人生は積み上げで、その上で気持ちが必要」と持論を“修正”し、「人間として欠如していた感情の部分が今回の試合で新しく芽生えた気がする。さらに人間として強く、たくましくなれた気がする」と実感を込めて放送を締めくくった。





