朝倉未来「命がけで」無敗の最強王者に挑戦決定 アマ時代から全試合を研究「喧嘩しにいく」RIZIN大みそか大会
RIZINは5日、都内で緊急会見を開き、10周年となる大みそか大会「RIZIN師走の超強者祭り」の対戦カードを発表した。今年5月に再起後2連勝中の朝倉未来(33)が4年ぶりに大みそかに参戦し、RIZINフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(25)=キルギス=とタイトルマッチを行うことが正式決定。RIZINでは自身初となるタイトルを狙い、満を持してプロMMA15勝無敗の怪物に挑戦する。
会見の冒頭で流れたVTRで1つ1つカードが発表されたが、最後に最強王者と朝倉の激突が明らかになると、会場に集まったファンからはどよめきと歓喜の声が上がった。大歓声の中で登場した千両役者は「(会場が野外で)寒いっすね」と第一声を発すると、「本当に今回史上最強の相手を用意してもらって、相手にとって不足ない。全力で1ラウンドから倒しにいきます」と決意を込めた。
朝倉は昨年7月の「超RIZIN.3」で平本蓮(27)にまさかの初回TKO負けを喫し、一時は現役引退を表明。しかし、再起した今年5月の東京ドーム大会で元RIZINフェザー級王者の鈴木千裕(26)に3回TKOで復活勝利を挙げ、さらに7月には元王者クレベル・コイケ(36)=ブラジル=に雪辱を果たし、完全復活をアピールしていた。
ついに無敗の最強王者との頂上決戦に臨むが、「(前戦で)クレベルに勝った時から、(シェイドゥラエフと)次に戦うんだろうなと思っていた。(相手の)アマチュア時代から全部の試合を見てきた」と、既に対戦を意識して研究していることを激白。難攻不落の猛者とあって死闘は必至となるが、「命がけじゃないけど、(それくらいの気持ちで)見ている人が心震わせるような試合をしたい。覚悟は決まっているので、あとはやりにいくだけ。喧嘩しにいきます」と決意を込めた。
対するシェイドフラエフは終始不敵な笑みを浮かべながら「一番盛り上がる試合になる。まだ相手を調べ切れてないが、たぶん1ラウンドくらいで倒す」と余裕をのぞかせた。朝倉は相手について、「レスリングもグラップリングもグラウンドも打撃も全部強い」と認めつつ、「俺は喧嘩しにいく。(今までの対戦相手で)シェイドゥラエフに喧嘩しにきた奴はいない。気持ちの強さを見せようかなと思っています」と“路上の伝説”の本領発揮を誓った。





