棚橋弘至の引退カードまだ発表されず「もう少し待って」新日本1・4東京ドーム大会、現時点で券売3万1548枚「過去最速の売れ方、最後に超満員を」24年ぶり地上波プライム帯放送も

 新日本プロレスは4日、都内で会見を開き、来年1月4日の東京ドーム大会の一部カードを発表した。ただ、「WRESTLE KINGDOM20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」と銘打たれた今大会で引退するエースで社長の棚橋弘至(48)の対戦カードはこの日も発表されなかった。最後に登壇した棚橋は「くーーーっ」と苦渋の表情を浮かべつつ、「もうちょっとお待ちください。(近いうちに)発表します。キャリアの中でいろんな選手と戦ってきたので、僕が望む相手は…ね。しっかり発表できるようにするので、お待ちください」と理解を求めた。

 この日は、既に発表されていた東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフ・アロン(29)のデビュー戦となる“キング・オブ・ダークネス”EVILとのシングルマッチがNEVER無差別級王座を懸けたタイトルマッチに急きょ変更されたほか、IWGP世界ヘビー級王者・KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介、30)とIWGP GLOBALヘビー級王者・辻陽太(32)によるダブルタイトルマッチが正式決定。さらにスターダムから参戦するSTRONG女子王者の上谷沙弥(28)とIWGP女子王者の朱里(36)による2冠戦が発表された。

 棚橋は、現時点でのチケット券売数が「3万1548枚」であることを発表し、「過去最速の売れ方だと聞いている。今まで(選手として出場した東京ドーム大会で)満員はあったが、超のつく満員席は現役中に見ていない。その景色が見られない可能性があるのがさびしいが、キャリア26年目の最後に何か成し遂げられたという形を残したい」と改めて決意表明。「僕はプロレスがずっと好きで、学生時代にはUWFインターと(新日本)の対抗戦やアントニオ猪木選手の引退試合も見に行った。本当に(東京ドームの)外野席の上までいっぱいだった。最後の最後にかなえたい夢、それは東京ドーム大会を超満員(にすること)。残り2カ月、最後まで命を燃やす」と力を込めた。

 また、この大会の模様はテレビ朝日で当日22時15分から放送されることも発表された。同局によれば、プライム時間帯(19~23時)での放送は2002年5月以来、約24年ぶりとなる。

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