「複雑な思いあった」スターダム上谷沙弥が2冠死守 同門・渡辺桃を撃破「感謝と愛込めた」女子初のプロレス大賞MVPへまたアピール

 「プロレス・スターダム」(3日、東京・大田区総合体育館)

 ワールド&STRONG女子のダブル選手権試合が行われ、2冠王者の上谷沙弥(28)が、5★STAR覇者の渡辺桃(25)を21分31秒、旋回式スター・クラッシャーで撃破し、防衛に成功した。9月にはレギュラー出演していたTBS「ラヴィット!」で、女子プロレスの試合を23年ぶりに地上波で生中継させるという悲願も実現させた悪役ヒロインは、女子初となるプロレス大賞MVPに向けてもまた一つアピールした。

 悪徳集団「H.A.T.E(ヘイト)」の同門での頂上決戦を制し、2本のベルトを上谷は「桃と最高峰のベルトを懸けて、最高の試合をできて本当によかった」と感慨深げ。激闘後のバックステージでは「この同門対決、正直複雑な思いがあった。憎しみ合ってない中で、この試合に向けては渡辺桃との(自身の)デビュー戦からのいろんなことが走馬灯のようによみがえってきて、今日は渡辺桃への日頃の感謝と愛を込めて試合をした。それが渡辺桃にも伝わったんじゃないかな」と実感を込めた。

 また、試合後にはIWGP女子王者の朱里(36)がリングに現れ、上谷が出場を決めている来年1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会での対戦を表明。さらに、安納サオリ(34)もリングサイドに登場し、12月29日両国大会での赤いベルトへの挑戦を訴えた。

 上谷は「沙弥様、人気者だな~」とおどけながら、「わかった、わかった。まず朱里、朱里となら東京ドームで女子プロレスを象徴する試合ができると思う」と受諾。さらに、「サオリちゃん、あんた最近、全然存在感なくない?今のお前、全然魅力を感じない」とけなしつつ、「12月29日両国で赤いベルトを懸けて、お前とやってやるよ。恥かかないように気をつけな」と挑発した。

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