“悪童”カシメロが呆然 元世界3階級制覇王者が亀田京之介にまさかの0-3判定完敗 1年ぶり試合で精彩欠く

 カシメロ(左)を攻める亀田京之介(右)=主催者提供
 カシメロ(左)を攻める亀田京之介(右)=主催者提供
 カシメロ(左)に判定勝ちした亀田京之介(右)=主催者提供
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 「ボクシング・10回戦」(25日、ビシュケク)

 元世界3階級制覇王者のジョンリエル・カシメロ(36)=フィリピン=が日本フェザー級7位の亀田京之介(27)=MR=に判定0-3でまさかの敗戦に終わった。

 カシメロは一時は井上尚弥との対戦も浮上した実力者ながら、その言動から“フィリピンの悪童”と呼ばれるハードパンチャー。昨年10月の試合で体重超過し失格。1年ぶりの試合だった。

 直近でネリ、ピカソに連敗していた亀田相手で、下馬評では元世界王者優位とみられていた。

 1回からカシメロが積極的に前に出てパンチをはなっていく展開。亀田はカウンターを狙っていく。2、3、4回もカシメロが前に出るが、亀田は打ち終わりを狙って返していく。5回はカシメロの右が当たる場面もあったが、両者決定的な場面はないまま後半へと入った。

 6回、前に出てきたカシメロに亀田が左を合わせて、ぐらつかせ、7、8回も亀田がペースを握った。最終10回には右目から流血。カシメロは最後まで流れを引き戻せなかった。

 判定を聞くと、力のない表情でリングを後にした。

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