問題児カシメロVS亀田京之介、前日計量ともに一発クリアも メインはまさかの8・4キロ超過で中止に 10・25キルギス亀田興行

 前日計量をクリアしたカシメロ(左)と亀田京之介(右)=主催者提供
 前日計量で体重超過となった五輪2連覇のハサンボイ・ドゥスマトフ=主催者提供
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 ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(38)がファウンダーを務める「SAIKOU×LUSH」が25日にキルギス・ビシュケクアリーナで開催する大会「-vol.2」の前日計量が24日、現地で行われた。セミで58キロ契約10回戦を行う元世界3階級制覇王者ジョンリエル・カシメロ(36)=フィリピン=と、日本フェザー級7位の亀田京之介(26)=MR=は、両者ともに200グラムアンダーの57・8キロで一発クリアとなった。

 京之介は直近ではルイス・ネリ(メキシコ)、アラン・ピカソ(メキシコ)と2連敗を喫しているが、9月の試合発表会見の場で「(カシメロは)いい選手やと思うけど、ブランクもある。名前だけはあるが、(36歳という)年も年やし、ここで一発かましたろかな」とふっかけた。

 カシメロは昨年10月の試合で体重超過を犯し、約1年間ブランクが空いたが、SAIKO×LUSHと契約。今後もスーパーバンタム級で世界タイトルを狙うといい、「京之介は簡単な相手だ。ネリは(京之介を)倒すのが遅かった。俺だったら早く倒せる」と辛らつにぶった切っていた。

 一方で、同興行のメインで予定されていたWBAアジア・ライトヘビー級(79・3キロ)王座決定戦は、地元キルギスのディルムロド・サティバルディエフが87・7キロと約8・4キロというまさかの大幅超過を犯して棄権。試合自体も中止となった。

 さらに、第3試合の花田颯(KWORLD3)、第4試合の佐野遥渉(LUSH)、第5試合の五輪2連覇ハサンボイ・ドゥスマトヴ(ウズベキスタン)も1回目の計量を体重超過でクリアすることができなかった。佐野、花田は2回目の計量でパスしたものの、ドゥスマトヴは2回目の計量でさらに1キロ増量するという異例の事態で計量失格となり、試合実施については協議中だという。

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