クマ被害の遺体は元レフェリーの笹崎勝巳さん 岩手県警が発表 全女、ゼロワン、マリーゴールドなどで活動

 岩手県警は21日、同県北上市の雑木林内で17日に見つかった遺体の身元について、近くの温泉旅館で露天風呂の清掃中にクマに襲われ行方不明となっていた従業員で、元プロレスレフェリーの笹崎勝巳さん(60)と確認されたと発表した。死因は出血性ショック。遺体のそばにいたクマ1頭がその場で駆除されていた。

 笹崎さんを巡っては女子プロレス団体「マリーゴールド」のロッシー小川代表(68)が17日、自身のXを更新。「岩手県北上市の温泉施設で熊に襲われ行方不明だった笹崎勝巳の遺体が発見されたという痛ましいニュースが入ってきた。笹崎の最後のレフェリーはマリーゴールドのリングだった」「全女の後輩であり寡黙だが仕事熱心であり、まだ幼い女の子が二人いる。新木場大会に来るはずが欠場となり、何の言葉も交わすことなく別れとなってしまった。こんな最期はありえないし残念無念としか言えない。ご冥福をお祈りします」と綴っていた。

 笹崎さんは全日本女子プロレスからレフェリーを務め、ゼロワンなどで活動。直近ではマリーゴールドで試合を裁いていた。

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