辻陽太「棚橋社長、やろうぜIWGP」グローバル王座戴冠で指名 死闘ゲイブ・キッドと握手→「無所属」とWDの両軍が急接近、共闘も?
「プロレス・新日本」(13日、両国国技館)
IWGPグローバル・ヘビー級選手権試合が行われ、挑戦者の辻陽太(32)が王者ゲイブ・キッド(28)と激闘の末、24分13秒、逆エビ固めで勝利した。新王者はバックステージで「棚橋(弘至)社長。今さらだが、アンタがいなければ俺はこの世界にいなかった。これが俺がアンタにできる俺なりの恩返しの形だ。やろうぜ、IWGP」と、来年1月4日に引退を控える48歳を挑戦者としてサプライズ指名した。
辻はゲイブと魂をぶつけ合うような死闘を繰り広げ、最後はオーソドックスな技である逆エビ固めで絞め上げて勝利を奪った。試合後はお互いに座礼で敬意を表し、ガッチリ握手。すると、ゲイブの所属ユニット「WAR DOGS」と、辻が所属する「無所属」のメンバーが勢ぞろいし、リング上で対峙。一触即発かと思われたが、それぞれが握手を交わすという急展開となった。リング上ではマイクを持つことなかったが、バックステージでそれぞれが見解を示した。
WDを率いるデビット・フィンレーは「正直なところ、この夏の間、リーダーとしての自分を追い詰める壁が迫っていると心配し始めていた」と吐露しつつ、「しかし俺は弱いリーダーではない。俺を疑う者をWAR DOGSから外すようなことはしない。ただ、新しく信じる者たちを加えるだけだ。ツジ、これを休戦と呼んでもいい。協力関係と呼んでもいい。好きに表現すればいい。俺たちの仲間が手を組めば、他のヤツらが確実に滅びることになる」と共闘を示唆した。
“無所属”の辻は「フィンレー、ゲイブ、そしてWAR DOGSのメンバー、この1カ月間、ありがとうな。お前らのおかげで俺はさらにレベルアップすることができた。感謝してるよ。あの握手はそういう意味だ。これでアンタらとの闘いも一区切りだ。お互い削り合うのはもうやめにしよう」と“休戦”を宣言。
高橋ヒロムは「これくらい何かが起きないと面白くないのがプロレス界だから」と歓迎しつつ、「一つ勘違いしないでくれ。別にWAR DOGSに入ったわけではございません。まあノーサイドでお互いに思うことが同じだったんじゃないの?面白いことしたいなって、そう思ったから俺は握手しましたよ」と明かした。さらに、「よし、決めた。次のジュニアタッグリーグ、パートナーを指名します。俺と組んでくれ、外道さん!」とまさかの指名を行った。
鷹木信悟は「全てを飲み込むわけじゃないけど、踏み出さなきゃ始まんねぇから。ただ、あいつらWAR DOGSの下につくなんてことは1ミリも考えてないから。もちろんゲイブに対しても、フィンレーに対しても、(ドリラ・)モロニーに対しても少なからずリスペクトはあるからね。ただ、外道だけは信用できねぇな、外道だけは」と、いぶかしがっていた。





