負傷判定で王座逃した高田勇仁が再戦希望「もう一回できたら」バッティングで大出血し、救急搬送も異常なし
「ボクシング・WBA世界ミニマム級王座決定戦」(14日、IGアリーナ)
WBA世界ミニマム級1位・高田勇仁(27)=ライオンズ=は同級2位の松本流星(27)=帝拳=との王座決定戦に臨み、5回1分26秒負傷判定0-3で王座を逃した。
偶然のバッティングで高田が転倒し、渡辺トレーナーによると、顔面から出血し、「眉間から噴水のように10センチくらい、5秒から10秒くらい(出血した)」。レフェリーが続行不可能と判断してストップした。担架で運ばれた高田は意識はあるものの、念のため病院に救急搬送された。搬送後は病院でCT撮影などを行い、異常なしを確認。IGアリーナに戻り、中止となったいた試合後の会見に応じた。
「やっと距離感がつかめて、いけるかなという時だった」と松本のスピードあるボクシングにも慣れてきたところで、不本意な結末を迎えた。渡辺トレーナーは「本人はパンチだと思って非常に悔しがっていた」と説明。松本は王座を獲得しても「申し訳ない」と笑顔がなかったが、高田も「もう一回できたら」と再戦を望んでいた。





