性別論議ヘリフ、決定無効と提訴 ボクシング女子、出場可否巡り

 【ジュネーブ共同】スポーツ仲裁裁判所は1日、パリ五輪で性別を巡る論議があったボクシング女子のイマネ・ヘリフ(アルジェリア)が、新統括団体ワールド・ボクシング(WB)が性別適格検査を受けるまで女子の試合への出場を認めないとした決定の無効を求めて提訴したと発表した。

 ヘリフは国際ボクシング協会(IBA)主催の2023年世界選手権では、性別適格検査で不合格となった。しかし国際オリンピック委員会(IOC)から統括団体としての承認を取り消されたIBAではなく、IOC管轄下のパリ五輪ではパスポート上、女性であることから出場が認められ、金メダルを獲得。物議を醸し、5月にWBが新方針を発表していた。

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