中谷潤人 次戦でSバンタム級転向の意向 2団体バンタム級王座は返上へ「そうなると思う」
ボクシングWBC・IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(27)=M・T=が6日、都内でWOWOWの番組収録に参加後、取材に応じ、次戦でスーパーバンタム級に転向する意向を明かした。来春には4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)=大橋=との一戦が計画されている中、既に階級を上げることを見据えトレーニング再開。2団体のバンタム級王座の返上についても「そうなると思う」と語った。
6月に前IBF王者・西田凌佑(六島)との統一戦を制した。次戦は未定ながら、中谷自身は階級を上げる可能性が高まったといい「いつでもいいように(準備を)やっている」と強調。対戦候補として、5月に井上と戦ったWBA1位ラモン・カルデナス(米国)らが浮上しているが「右の選手であればこだわらない」と、右構えの井上への意識は隠さなかった。
井上は9月14日にWBA世界暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦する。中谷は現地視察することを明かし「基本、井上選手がプレッシャーを与えていく展開になると思うが、アフマダリエフも簡単に倒れないイメージ。僕だったら腹を狙っていくかな」と考えを巡らせた。





