新ヒロイン候補の玖麗さやか、刀羅ナツコに完敗「めちゃくちゃ悔しい」スターダム
「プロレス・スターダム」(6日、後楽園ホール)
シングル最強を決める毎年夏恒例の5★STAR GPのリーグ戦が行われた。レッドスターズBブロックでは、刀羅ナツコが9分46秒、スワントーンボムからの片エビ固めで3カウント奪取。玖麗さやかを下し、4勝1敗で勝ち点8に積み上げた。玖麗は1勝4敗(勝ち点2)となった。
玖麗はデビューシングル戦初勝利を自身の反則負けで献上し、今春のシンデレラトーナメントを制すなど成長著しい相手。だが、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」のリーダーである刀羅は問題にしなかった。
開始早々の体当たりで玖麗を打ち倒し、流れをつかむと攻勢が続いた。相手のドロップキック、スピアー、場外へのダイビングボディプレスを浴び、背後からの飛びつき式裸絞めで追い詰められたが、どこか余裕を漂わせた。最後はデスバレーボムからのスワントーンボムで圧殺。地力の差を見せ付けた。
刀羅は「確かに初めて戦った時よりは強くなっているよ。それは認めてやろう。でも、まだまだ新人だと思ったわ。だってつまんねんんだもん。スピア?そんな簡単に効くわけないじゃん。私がやり返したときの声援を聞いたか?私はヒールだぞ。あんな声援をもらっちゃいけないんだ」と、言葉は汚くとも理路整然とダメ出し。玖麗がワールド王座に挑戦したことにも「(中野)たむの力を借りて挑戦したようなヤツが、私に勝てるわけない」と勝ち誇った。
玖麗は「皆さんの声援を借りたんですけど、全然でした。めちゃくちゃ悔しい」と声を絞り出した。それでも「残りを勝って(次に)つなげていく」と懸命に前を向いていた。

