SATORUがBD引退宣言「この試合を最後にBDを引退する」飯田将成辞退で溝口COOとリベンジ戦で「俺は最後を飾る」溝口氏は慰留も

 「BreakingDown16」(13日、おおきにアリーナ舞洲)

 総合格闘家の朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベントの初の大阪開催となる第16回大会を前に、公式会見が12日、行われた。メーンカードに出場予定だった“孤高の闘神”飯田将成が溝口勇児COOとの対立により、まさかの出場辞退。溝口COOとの対戦が決まった“強面ラッパー”SATORUが今大会を持ってのBD引退を宣言した。

 SATORUはしたためてきた手紙を読み上げ、「拝啓親愛なる国民へ、まず初めに飯田選手との試合が中止になったこと、本当に申し訳ありませんでした。詳しいことはここでは言いません。言いたくないからです。どんな形でもリングに立つ意思をもって、この場にきました。俺は今回の試合にある決意を持って臨みます。それは、この試合を最後にBDを引退するということです」と電撃発表。「本当は飯田に勝ってそのまま引退するつもりでした」と、最初にBDに出た時からの因縁を晴らしての引退を考えていたが「それは叶わない夢となりました。でも相手が誰だろうと関係ない。俺はもう過去の自分に勝てたと思っているし、だから人生にリングにケリをつけたい。溝口とのリベンジマッチで、俺は最後を飾る。BDには本当に心から感謝してます。あんなにバラバラだった家族が今では笑い合っている。20数年親孝行とは無縁だった俺が、スポンサー料金で試合会場に呼んだり、欲しいものを買ってあげたり、生活の面倒をみれるようにようになりました。BDや格闘技には勝ち負け以上に強い力があると思いました。諦めず挑み続ければ、過去の自分を超え、リベンジが果たせることを明日のリングで全国の子供たちに証明して、それを伝えます」と語り、会場からは拍手が起こった。

 溝口氏は「COOの溝口です。今回のBD16、飯田選手対SATORU選手の試合が中止になったこと、本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。またSATORU選手に対して「自分が飯田選手の代役務められる器でないことは承知してます。その中でも二つ返事で引き受けてくれたこと、私の顔を立ててくれたこと、心から感謝しております」と感謝を告げ「功労者の引退のリングにともに立てることを光栄に思いますが、今聞いたばかりなので、非常に複雑な感情でいっぱいです。願わくば、もし僕が勝つことがあれば、強い思いで先ほどの言葉を発したということは理解しておりますが、引退ではなく、どこかのタイミングでも構いませんのでまたBDの場で闘っていただけるのであれば、明日への闘争意欲が10倍20倍になる。ご検討いただければ」と惜しんだ。

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