タイガーマスクが来年7月に引退 初代・佐山サトル直系の弟子、デビュー30年の4代目「先生とつくったタイガー、納得できなくなってきた」
「プロレス・新日本」(6日、後楽園ホール)
デビュー30周年のタイガーマスクが、来年7月での現役引退を表明した。来年1月4日に引退する棚橋弘至(48)のファイナルロードとしてシングルマッチで対戦し、9分39秒ハイフライフローで敗戦。試合後のバックステージで「30年という長い年月をタイガーマスクとしてやってきて、来年7月に引退することにしました。デビューが7月なので、自分の中で一つ区切りをつける」と話した。
初代タイガーマスクの佐山サトル(67)が創設したスーパータイガージム出身の直系の弟子で、4代目として1995年7月15日にデビュー。みちのくプロレスを経て、2002年に新日本に初参戦し、同年に入団した。173センチと小柄ながら、蹴り技などの打撃やサブミッションの格闘技スタイル、ルチャなど多様なスタイルを駆使し、IWGPジュニアヘビー級王者に輝くなど活躍した。
引退を決めた理由として「佐山先生とつくりあげてきたタイガーマスク(の動き)が、(最近は)自分の中で納得できなくなってきた。これではないなと。ケガもあったりして」と説明。「今まで以上のタイガーマスクを見せていきたい。あと1年、しっかりやっていきます」と話した。