“神の左”の継承者 増田陸が左ストレートで一閃 世界舞台へ「誰でも、どこでも、いつでも大丈夫」
「ボクシング・10回戦」(8日、有明コロシアム)
日本バンタム級王者で“神の左の継承者”と呼ばれる増田陸(帝拳)が、WBA世界同級7位のミシェル・バンケス(ベネズエラ)に1回1分27秒でKO勝ちを収めた。「理想の勝ち方はKO勝利。世界で戦う準備はできている。いつでも挑戦したい。誰でも、どこでも、いつでも大丈夫です」と話した。
右ジャブから左ストレートで一閃(いっせん)。開始わずか87秒で、相手を倒した。ジムの先輩である元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏の異名“神の左”を継承者として期待される27歳は「ボディで倒すというのをプランとして考えていた。まず上を意識させてその後下でっていう作戦があったんですけど、その上が当たった」と作戦を説明。「もうちょっとやりたかったな」と涼しい顔で話した。
リング上では「必ず世界チャンピオンになります」と観客へ堂々と宣言。「今日の結果をもって、いつでも世界に挑戦できる準備は整った。今日は自分の存在をアピールできたことをうれしく思います」と自信をつけた。




